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2022.07.05【展示】七夕・伝統的七夕(乞巧奠の祭壇)展示(2022年7月7日~)コスモプラネタリウム渋谷

中国から七夕のもとになる宮廷行事が日本に伝わったのが、今から1300年ほど前。以来、日本では古来からの七夕のしつらえを大切に受け継いできました。

そんな風情ある七夕の原風景を再現したのは、当館の星空を切りとる解説員・村山です。

ひとつひとつの展示品は、丁寧に手作りされています。材料は、身近にあるものばかり、例えば「しゃもじ」など…。いったい何に変身しているのか、確かめてみてくださいね。

それでは、制作者の村山解説員の説明をお楽しみください。

 緋毛氈(ひもうせん)風のしつらえについて左右に笹を配置してあります。
 上段左から瓜(スイカ)、桃、蒸しアワビ、梨、琴、平置き一番左(笹の手前)から梶の葉、大豆、ササゲ(この二種類で太極図を表しています)、和歌を記した梶の葉、酒杯、茄子、干し鯛、久木(丸葉柏)を敷いた五色の糸、(本来は糸を針に通し、丸葉柏に刺すらしいです)、和歌を記した梶の葉、五色の布、琵琶、梶の葉、和歌を記した梶の葉、香炉が飾られており、周りに9つの灯明(本来は紙縒りに油をさして灯す)が配置してあります。宮中の七夕の飾りを再現して展示してみました。
 これは奈良時代から七夕の日に、裁縫や機織り、詩歌などの技術の向上を願って催された「乞巧奠」(きこうでん)というお祭りが元となっており、今でも旧暦7月7日には京都の冷泉家では乞巧奠のしつらえをし、歌会を開いているそうです。今回のしつらえは、書物や、冷泉家の七夕などを参考に準備しました。


 また、織姫や彦星をイメージしてミニチュアの浴衣や牛も展示しています。
お話の中で、織姫といえば機織り、という事で、簡易的な織機、さらに各地の七夕の飾りなどもパネルで展示しています。
 
 昔は、月の形に合わせて暦を決めていたので(旧暦、太陰太陽暦といいます)、
七夕の日は月は上弦前後になり、日が落ち、しばらくは船のような月を楽しみ、月が沈んでから星を楽しむ(織姫彦星が見やすい位置に上ってくるので)夜でした。是非、星祭りの雰囲気を展示でも味わってみて下さい。

 

なお、右に飾られている藁の馬は「七夕馬」といい、千葉県のあたりの七夕の風習ですが、当館の伝説のプラネタリアン村松さんが制作した当館オリジナルです。

 

<七夕展示全景>